大場大のブログ "セカンドオピニオン"

がん治療専門医による、個人的な「つぶやき」ブログ

近藤誠氏の川島なお美さん記事に思うこと -追記-

現在発売中の週刊新潮 (11月26日雪待月増大号) にて、ある「ふとどき者」についてコメントさせていただきました。この新潮記事にみられるように、近藤誠理論は思想や信仰のようなオカルトの類として取扱うのが賢明でしょう。医学枠として議論すると厄介なだ…

ある東大医師の不十分な論理構造 -後編-

後編となります。 (上氏) 私は、彼女の受けた治療は合理的だったと思う。彼女が自分で考え、自分で選択した、彼女らしい闘病だったのではなかろうか。 非常に耳障りのよい発言にみえますが、一体どこを向いて、誰に賛同を求めておられるのでしょうか。「合理…

ある東大医師の不十分な論理構造 -前編-

川島なお美さんのご病気について詳細に触れることで、 「尊い命が帰ってくるわけではないから、無意味な議論だ」 「単なる水掛け論に過ぎない」 というコメントをいただきました。確かに、そのような側面もあるかもしれません。しかし、エモーショナルに「な…

何から何まで語ろうとする医師への違和感

このブログで、川島なお美さんのことに触れたことが反響を呼び、『女性セブン』(小学館) から取材を受けた記事が現在掲載中です。さらには、総合オピニオンサイト「iRONNA」で『誰が川島なお美の命を奪ったのか』というテーマとして、詳細な記事を書かせてい…

文藝春秋&小学館の「悪質な一貫性」

前回のブログ記事が賢明な多くの方に受け入れて貰えたようで、この場を借りて感謝申し上げます。 さて、問題の川島なお美さん記事リリースと時を合わせて、「文藝春秋11月臨時増刊」という形でも、やはり近藤誠氏がメインとして扱われています。この風景は、…

近藤誠氏の川島なお美さん記事に思うこと

文藝春秋 (十一月号) に、またもや亡くなられてから声をあげる常套手段で、故 川島なお美さん の記事が掲載されました。「法律上、亡くなった方は医師の守秘義務の対象ではなくなりますが~」という前提を置いているようですが、亡くなられた川島さんの個人…

フワフワした抽象論ばかり

前ブログで取り上げました、著名人の「がん」報道について思うところを、いくつか取り上げていきます。 いくらネット社会と謳われている今日であっても、テレビメディアの影響は非常に大きいままだといえます。あるいは、ベストセラーのような出版物も、同様…

「思考停止」になることなかれ

はじめして。「がん」治療を専門にしている外科医・腫瘍内科医の 大場 大 (おおば まさる) と申します。このブログは、臨床現場でのやりとりや出版物とは一線を画した、自由で気ままな「つぶやき」表現の場として利用させていただこうかと思っています。あく…